後縦靱帯骨化症とうまく付き合って生活を送ろう

痺れの症状がある

後縦靭帯骨化症のなぜ

手の痺れなどで病院に行き、レントゲンやCTで「後縦靱帯骨化症ですね」と言われた場合に。後縦靱帯骨化症は、背骨の中を通るトンネルであり、脳からつながっている脊髄の通り道である、脊柱管が狭くなった病態です。後縦靭帯は、そのトンネルの前方(おなか側)を縦に裏打ちする靭帯です。それにカルシウムがどんどん沈着し、分厚くなって脊柱管をせばめます。後縦靱帯骨化症は「米を食べる民族に多い」と言われているので、欧米人より日本人の方が比率は多く、無症状の人も含めると日本人の30人に1人は後縦靱帯骨化症を持っていると言われています。その他の原因としては、糖尿病の人に多いと言われています。また分類として、後縦靱帯骨化症は国によって「難病」に指定されています。症状が強い場合には難病申請ができ、それによって助成を受けることができます。

後縦靭帯骨化症の治療

難病は基本的には「原因も不明だし、治療法も不明である」という病気であることが多いのですが、後縦靱帯骨化症に関しては治療法はあると言えるでしょう。まず安静。安静と言っても体を安静にするというよりは、頸部を安静にするということです。よくむちうちの人がするようなカラーが役に立ちます(たいていの病院で処方してもらえますが、市販のものでも構いません)。首をぐるぐるまわしたり、ジョギングや激しい運動など、頸部に負荷をかける運動をやめます。また重いものを継続して持ってはいけません。買い物などの時にはカートを用いるようにします。肩掛け鞄、リュックなども同様に避けます。症状が急速に進行する、安静で3か月してもまだ耐えられない症状があるなどの場合には手術を行います。多くの手術は脊柱管の後ろ(背中側)の壁である椎弓の位置を変える手術(椎弓形成術、椎弓切除術)を行いますが、まれに背骨の前からの手術もあり得ます。背骨を扱うのは特殊な技術が必要になるため、病院は「脊椎脊髄病学会(整形外科系)」もしくは「脊髄外科学会(脳神経外科系)」のホームページから探すと良いでしょう。

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